QGIS HackFest Tokyo

QGIS HackFest Tokyoに参加してきました。

QGIS HackFest Tokyo

土曜日に行われた「QGIS HackFest Tokyo」に参加してきました。

ぶっちゃけ、QGISをGeoJSONが必要な際のコンバーターとしてしか利用していないのは、あまりにもったいないと常々おもっていたので、HackFestというイベントが具体的に何をやるものなのか分からないまま申し込みをしてしまいました。

内容的には「緩いハンズオン+ハッカソンorもくもく会」といったところでしょうか。具体的にどんなことが行われたのかは下記HackPadをご覧ください。

HackPad

GIS界の猛者ばかりが集まるイベントで「モヒカンな方々に斧でギッタギッタにされたらどうしよう」と恐れおののいていたわけですが、私以外にも初心者の方が結構いて、上級者の方に日頃疑問に思っていたけれどなかなか聞くことのできなかった事柄などについて快く教えていただけて、非常に勉強になりました。

今回、個人的に、特に勉強になったのはQGISでのバッファの作り方を教えていただけたことでした。

QGISを使って、各ポイントに「半径100mのバッファを作成したい」という時があるのですが、項目にある「バッファ距離」にどんな数値を入力すれば、正しく「半径100m」のバッファが作成できるのかずーっと分からず独りで試行錯誤していたのです……「この距離の単位は何なんだ? km? m? 分かんねー」といろいろ弄ってはみてはいたのですが、そもそも間違っていたようです。

qgisbuffer
↑の単位がわからない(><)

1.投影変換が必要な理由 – QGIS入門

国交省や国土地理院がオンラインで提供しているGISデータはJGD2000で作成されており、指定がなければ十進緯度経度です。
表示するだけなら十進緯度経度でもかまわないのですが、距離を計測する、バッファを作る、データを面積按分するなどの演算処理をする場合は、十進緯度経度ではいろいろと不都合があります。
(中略)
ということで、特定の場所から500mを設定するパラメータを毎回作るよりは、すでにGISで設定してあるパラメータを使い、JGD2000の地図の方を単位がメートルである平面直角座標等に変換するほうが簡単です。

距離を使った演算処理を行うには、地理情報そのものの投影変換が必要になるそうです。(つまり、バッファ距離の項目は、読み込んだデータの座標系によって単位が変わる)

これは、独りでQGISを適当に弄りまわしていても気づかないですね。

ちゃんとドキュメント読めよという話ではありますが。

とりあえず、QGIS上で正しくバッファを作成する方法を学べたので、作成したバッファをGeoJSONとして出力して、ブラウザ上で表示してみました。

高崎・前橋AED設置場所 (半径300mのバッファを表示)

というわけで、これが私のHackFestでの成果です。

今後も、QGIS関連のイベントを行う予定があるらしいので、できる限り参加して使いこなせるようになりたいと思います。