技術系ブログのアクセスアップ術

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今まで色々試してきた自分なりのアクセスアップ術をまとめてみました。(なお、ここではいわゆる「備忘録」として運営されている技術系ブログのアクセスアップを想定しています)

準備する

まずは、ブログを始める所から。

サーバーを用意する

技術系ブログを始めるのであれば自分でサーバーを用意するか借りるのがお勧めです。はてなブログのようにSEOに強いブログサービスもありますが自分で一から構築することで勉強になりますし、行えるSEO施策も増えます。構築作業自体が記事のネタになるので便利です。

ついでに余裕があるなら独自ドメインも取ってしまうと良いでしょう。

基本的なSEOはやっておく

とりあえず、ホワイトハックSEOと呼ばれる基本的なSEO対策は実施しておきましょう。具体的に何を行ったら良いかは次の項目で紹介する本に詳しく掲載されているのでそちらを参照してみてください。

本当に基本的な施策だけで構いません。メンドウならSEOに強いと言われるブログテーマを選ぶだけでいいと思います。

ただし、GoogleやBingのWebマスターツールにだけは必ず登録しておいたほうが良いと思います。

エンジニアならではのSEO

ページの表示速度がSEOにおいて大きく影響する(とくにGoogleでは)ことは良く知られています。そこで、webサーバーやデータベースのチューンナップなどを行って表示速度の高速化を計りましょう。「表示速度の高速化」に関する記事はネットでも人気のあるコンテンツなので、これも記事のネタにもなります。

この手のSEO施策については詳しく知りたければ下記の書籍がお勧めです。

SEOを強化する技術 エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術
安川 洋 伊藤 大典
インプレスジャパン
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記事を書くための工夫

とにかく記事を書く。それだけが王道です。

記事を書くのが基本

身も蓋もない話ですが、アクセスアップにもっとも効果的なのは記事を書く事です。毎日記事を書く必要はないですが(もちろん出来るならその方が効果は高いです)1週間に1回は更新した方が良いと思います。自分の経験では更新期間が2週間以上空くとかなりアクセス数が下がります。

逆に、掲載記事数が100〜200くらいになると実感出来る程度に検索流入数が増えてくるので、そこまではひたすら地味に頑張りましょう。

「ブログに書くネタがないから、なにか勉強しようか」ぐらいに考えられるとスキルアップにも繋がっていいかもしれません。

同じ事でも書いていい

技術系ブログを続ける上で一番のハードルになりがちなのが「こんな簡単な事書いてもしかたがないんじゃないか?」や「もう、嫌というほど同じ内容の記事がネットに上がっているんだから意味ないんじゃないか?」という自分自身の気持ちだったりします。

「Apacheのインストール方法なんていまさら書いたって……」とか。

実のところ気にする必要はありません。むしろ、入門記事に近いほどアクセス数は多くなる傾向がありますし、初心者の人が一から学んでいく過程を記録した記事などは人気の高いコンテンツだったりします。

どうしても気になるようだったら出来るだけ細かい情報を掲載すると良いです。
「○○のサービスを使って、OSは□□で、バージョンは△△で……」ととにかく細かく詳細情報を盛り込みましょう。

環境がまったく一緒ということは殆どないので検索でたどり着いた人にとっても有意義な情報になります。

紹介記事は目的を忘れずに

自分が見つけたライブラリやフレームワークなどを紹介する記事はアクセスも集めやすく、自分が学んだ内容などを書くよりも少ない工数で記事を作成できたりします。

また、モノによっては多数ブックマークされたりリツイートされたりして爆発的にアクセスが増えるなんて事もあります。
そのため、ついついこの手の記事に頼りがちになってしまう事がありますがそんな時はブログを始めた目的を思い出しましょう。

始めから紹介記事を中心にしたブログを作るのが目的であれば何の問題もありませんが、本来自分が学んだ内容を記録して行く「備忘録」だったはずなのにアクセスが稼げて書きやすいからといって紹介記事ばかり増やすのは本末転倒になってしまいます。

バランスを考えてほどほどにしておくのがよいでしょう。

公開は平日の午前中がお勧め

技術系ブログ全体の傾向らしいのですが、平日の午前中9時〜12時ぐらいにアクセスが高くなります。そこで、この時間帯に合わせて公開することで記事を読んでもらえる確率が増えます。

前日の夜に記事を書いて次の日の朝に公開するというのがお勧めです。一晩寝かせてから校正すると思わぬ穴なども発見できたりしますので一石二鳥です。

テーマにそぐわない記事は休日に

逆に技術系ブログでは休日のアクセスがかなり下がる傾向にあるようです。
ウチの場合だとほぼ平日の半分近くまでさがります。

この傾向を利用して「ブログのテーマにはそぐわないのだけれど、なんかどうしても書きたい」という記事は休日に投稿しましょう。

ブログのアクセスアップの定説として「ブログのテーマを絞るべき」と良く言われますが、ブログを続けていくと「関係ないこと書きたい」という衝動に突如襲われたりします。

書いた記事の公開日をアクセスの少ない休日にすることでブログのテーマがぶれるのを最小限におさえられます。もし仮に思いがけず当たったならばそのまま残し逆にたいして読まれなかったら年末あたりでサクッと削除してしまいましょう。

トラブルシュート記事は鉄板

なにかトラブルが発生してそれを解決したという記事は爆発的なアクセスを生む事はさほどないですがコンスタントに検索からの流入が望めるコンテンツになります。

「でも、結局解決策はググって見つけたわけだし、それを書いたらパクリになるんじゃね?」とためらいを感じた時は検索キーワードを変えてみましょう。

自分が使った検索キーワード以外で「このトラブルに遭遇した人は、こんなキーワードでも検索しそうだな」というキーワードを片っ端から検索してみて”解決策にたどりつかないキーワード”を見つけ、そのキーワードを中心に据えて記事を書くことで同じトラブルを抱えたユーザーにとって有意義な記事へと変えることができます。

発見してもらう

アクセス数を増やすにはブログを発見してもらう必要があります。

ソーシャルメディアを活用する

Twitterなどに公開した記事へのリンクをツイートすることで、ブログを発見してもらう機会を増やす事ができます。ただし、自ブログへ誘導するようなツイートしかしないアカウントは宣伝アカウントとして嫌われるので気をつけましょう。

普段はできるだけブログのテーマに即した内容をつぶやいてフォロアーを増やし、バランスを考えて自分の書いた記事へ誘導するつぶやきを混ぜて行くのが良いと思います。

所属するクラスタを確認する

一口に技術系といってもその中にもさらに細かい分類があります。
ある程度記事が溜まってきて自分の興味の方向性が明確になってきたら自分のブログがどんなクラスタに分類されるか考えてみましょう。

自分が属するクラスタがはっきりしてくると、同時に同じクラスタ内で有名なユーザーや影響力の大きいキュレーターなども解ってくるので、そういったユーザーにどうやったら自分のブログを発見してもらえるか戦略を練りましょう。例えば、記事の公開時間を影響力の高いユーザーがアクティブに活動している時間に合わせてみるとか。

ただし、あまりやり過ぎるとネットストーカーっぽくなるのでほどほどに。

共有サイトを利用する

国内であれば jsdo.itQiita 海外であれば code.pen などコードを投稿できるサービスを利用することで投稿したコードに興味を持ってくれたユーザーがプロフィール欄のリンクから自分のブログへと訪れてくれることがあります。

また、サンプルコードを jsdo.it で作成しコードの解説記事をブログに書いて jsdo.it の read.me に記事へのリンクを貼ることでブログへの流入を増やすこともできたりします。

全体を盛り上げる

OS、言語、フレームワーク、ライブラリ、何でも良いのですが自分のブログで取り上げる事の多いテーマについて書かれた多サイトの記事を見かけたら積極的にツイート・リツイートしたりしてみましょう。
よく取り上げるテーマへの注目度が上がれば回り回って自分のブログへの流入も増えます。

話題と技術を絡めてみる

アフェリエイとを目的としたブログなんかだと、前日テレビで話題になった内容を記事にすることで検索流入数を増やすなどのテクニックがありますが、技術系ブログでコレをやるとそもそものブログの目的から外れてしまいがちになるのであまり好ましい事ではありません。

しかし、まったく方法がないか?というとそうでもなく、技術を絡めることで軸をずらすことなく話題に乗っかることはできたりします。例えばウチのブログなら「話題になっているアニメの人物相関図を可視化してみる」とかですかね。

ただし、この方法で見に来てくれたユーザーはあまり定着しないので、バランスを考えて程々に利用していくと良いでしょう。

イベント企画に参加する

時期を過ぎてしまっていますが、年末に行われるアベントカレンダーなどのイベントに参加する事で自分のブログを知ってもらう機会を増やす事ができます。
なので、気になるイベントを見つけたら積極的に参加してみましょう。

最後に

技術系ブロガーこそアクセスアップを意識するべき

もともと技術系のブログとアクセスアップは相性がよくありません。
分母の数は限られていますし、一説によると記事の中にコードやコマンドが含まれているだけで一般ユーザーのアクセスは減るらしいです。
アフェリエイトだってサーバー代にでも達すれば上々といったところです。

しかし、やはり読んでくれる人が増えるというのは劇的にモチベーションが上がります。

よほど書く事が好きで習慣づいている人でもない限り「備忘録」のまま継続するのはかなり難しいと思います。
なにかしら「記事を書かねば」というプレッシャーが無いとブログを続けるのは難しい、そう感じています。

アクセス数は適度なプレッシャーを与えてくれます。「記事を書かねば」という気分にさせてくれます。
あまりアクセスアップばかりに熱中しすぎるようだと本末転倒になりますが、ゲーム感覚で楽しんでみると良いのではないでしょうか。

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