「世界の果ての通学路」を観てきました

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sekainohatnotsugakuro

世界には、自宅から学校まで片道約20㎞かけて学校へ通う子どもたちがいる。時に危険な野生動物が出没する草原を往復するケニアの兄妹。道なき道を馬に乗って通学するアンデス山脈の兄妹。足の不自由な兄のために廃材を組み合わせた手作りの車いすで通学する兄弟。家族の中で初めて就学したモロッコの少女。世界の子どもたちの通学路を通して、夢、希望、地球の今を見つめるドキュメンタリー。

世界の果ての通学路」を見てきました。
ドキュメンタリーには、たまに「このテーマを見つけた時点である程度は成功している」というものがありますが、この映画がまさにそれ。

通学が困難な地域にすむ4組の子供たちの「通学の風景」を撮った作品で、監督はこの絵を撮るために何日も前から寝食を共にし信頼関係を築いたそうです。雄大な自然の風景とともに、子供たちの学業にかける思いが胸をうつ作品です。

ただ、寄りの絵が多いためドキュメンタリー感が薄い(演出っぽさが見え隠れしてしまう)のと、もう少し各子供たちのバッググラウンドなどに焦点を当てて欲しかった気もします。

面白いテーマであるだけに、全体として「大変な苦労をして学校に通っている子がいるんだねー」というマクロな視点のみで終わってしまっているのがもったいない映画だと思いました。

ところで、登場する子供たちのモチベーションの源になっているのは、「夢をかなえたい」「良い職に付きたい」「生活を変えたい」という、あるいみ実利的な希望であったりします。
日本では「大学が単なる職業訓練所になってしまっていいのか?」という議論があったりするのですが、こういった映画を見ると学校の本質は「職業訓練なんじゃないか?」とも思えてくるので、難しいところですね。

キリンの群れって絵的にけっこう怖いですね。