理解していない記者が書く記事の怖さ

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世間を賑わせているウィルスの解析結果について、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が17日に行った、報道関係者向けの緊急説明会に関するimpressの記事。

西本氏は捜査当局に対して、デジタル上のプロファイリングをすることで犯人を絞り込んでいく方法があるのではないかと提案する。

 今回の事件では、実際にIEsys.exeという犯人手製のプログラムがある。例えば、プログラムのくせや、それぞれの会社流のコーディング方法、文言の使い方、あるいは掲示板上での行動などから犯人像を絞り込める可能性があると説明。こうした手法に対してはIT業界も貢献できると訴えた。

 なお、西本氏は推測・憶測の域を出ないとしながらも、IEsys.exeの作成者について、プログラマーとしてこなれており、細かいプログラムを開発する経験を重ねてきた人物とみている。プログラムにテキストエディターが組み込まれていた点に着目。かつてプログラマーが“練習問題”としてテキストエディターをよく開発していたような年代だとみて、年齢は40歳以上ではないかという。西本氏によれば、今の若い世代のプログラマーは、コンポーネントを組み合わせることで簡単にプログラムを開発できる環境にあるため、一からプログラムを作るようなイメージではないという。

“遠隔操作ウイルス”事件、専門家らは実行ファイルの扱いでギャップ痛感?

時事通信の記事では以下のようになる。

解析した情報セキュリティー会社「ラック」(東京都千代田区)の西本逸郎専務理事によると、ウイルスは「VisualStudio2010」というソフト開発ツールを使って作成されていた。数万円から数十万円以上する専門的なソフトで、素人が購入することは考えにくいという。

プロの開発者が作成か=高価な専門ツール使用-証拠隠滅の痕跡も、PC遠隔操作

両方とも情報セキュリティー会社「ラック」の西本氏の見解を元にして書かれた記事ではあるのだけれど、後者は記者が西本氏から聞いた話の中から自分がかろうじて理解できた所だけ、かいつまんで記事にしたように思える。

しかし、残念なことにTwitterでは後者の記事の方がより多くツイートされ、結果、セキュリティー会社への批判が多数行われてる。

ラックが時事報道で風評被害w(デマ拡散中)

怖い話だなぁ。

【追記】
コメント出てた。

時事通信の記事に関するラック西本逸郎氏のコメント

……苦労が偲ばれる

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