オープンでないものはオープンデータではない。

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私信みたいなものなので関心のない方はスルーしてください。

久々に長文を書いたところ、自分の文章の下手さ加減に凹んでおりますが、一応真面目に現状における私の意見や問題意識を書きました。


 

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「よりオープンである」ことを目指して – 一般社団法人オープン・コーポレイツ・ジャパン

まずはじめに、自分としては批判ではなく指摘したつもりです。
注目してもらうために意図して揶揄した部分は確かにありますが、それはある程度話題にならないと視野にはいらないだろうと考えたからです。
自分が想定していたより当社比1.5倍ぐらい話題になってしまった感はありますが、炎上とよばれるほどの規模ではないですし十分に回復可能な状態だと思います。
できることなら、利用規約の見直しが図られてオープンデータとして再公開されるか、通常のデータ公開として再開されることを期待しています。

※規約見直されました。

配慮しすぎではないですか?

さて、私もそれなりにオープンデータに関心を持ち勉強会等に参加させていただいているので、自治体がデータを公開するのがどれだけ難しいことなのか、そういった環境の中でデータ公開やオープンデータを進めようとしている職員の方がどれほど苦労されているかは理解しているつもりです。
また、以前東京メトロのオープンデータに対して「それはオープンデータでないだろ」とツッコミを入れたときにも同様のご批判をいただいたことがあるので、こういった形で指摘することを快く思っていない方がいることも知っています。

しかし、そういった内情に配慮するあまり実態としてオープンでないものがオープンデータとして公開されているのを指摘せずに見過ごすのは、オープンデータへの理解を阻害するだけのことでしかないと思います。

Twitterにも書きましたが、オープンデータに関心のある人間やオープンデータを推進しようとしている団体が「それはオープンでは無いです」と指摘しないのであれば、他に指摘する人なんかいないのです。

だれも指摘をしないのであれば、「制限付きオープンデータ」や「認可制オープンデータ」「非商用利用のみ可オープンデータ」などが増えていくのを止められません。
そういったオープンでないオープンデータが蔓延してから「真のオープンデータとは……」という話をしてももはや手遅れだと思います。ついでに言うなら、さほどオープンデータに関心がない一般の人にとって現状もっとも知名度の高いオープンデータは東京メトロが公開したオープンデータです。
すでにそうなっているのです。

「データ公開=オープンデータではない」ということを伝え広めるのに、今ではもう遅すぎるぐらいです。

また、「わざわざブログに書いて煽る必要はない。問合せフォームやメールで指摘すればよい」という意見もいただくのですが、メールで指摘して変わるぐらいならそもそもこんな形で表にでてはきていないだろうし、ある程度話題になってしまっているほうが中の人的にも動きやすいのではないかと思っているところもあります。そしてこれは埼玉県の職員の方には迷惑以外の何物でもないとわかっていますが「オープンでないオープンデータ」ほど、普段オープンデータに関心がない方に「オープンとは? オープンデータとは?」について知ってもらい考えてもらえる素材はないので、あえて公の場で書いています。

行政機関のデータ公開が進むのは素晴らしいことだと思いますが、それでも私が期待をしているのは「データ公開」ではなく「オープンデータ」なのです。

「せっかくデータを公開してくれたのだから、ちょっとぐらいオープンじゃなくても良いじゃないか」と言う意見は、「この人(団体)は、実のところオープンであることについてはさほど重要だと考えていないのではないか?」としか受け取れません。

いずれもっと酷いことは起きる

最後に、日本のオープンデータは未だ黎明期ですが、このまま進むとしたら必ず一度危機的状況を迎えるはずです。それは「オープンデータが悪用されたとき」です。
その際には今回埼玉県に向けられた批判なんて比ではないほどの大きな批判が起きるでしょう。
そしてそれは、「なぜ誰でも簡単に利用できるような形で公開したんだ」や「なぜ制限を掛けなかったのか」というオープンにしたこと、オープンデータそのものへの批判となるはずです。

その時までに少しでも多くの人にオープンにすることの意義や必要性を理解してもうらうことが重要ですし、そのためにはオープンデータでないものには「オープンデータではない」と言っていくことが必要だと考えています。